- 参加しやすい短期間制
現実の社会では、みんな時間に追われ、スピードを競った生活環境の中で、短期間で修得できることであれば、これまた魅力のあることではないでしょうか。
物事を修得できるか、できないかの決め手は、期間の長短ではありません。その技法の基礎をいかに修得できるかできないかがポイントになります。そのためには原理や技能のコツを、いかにしっかり把握できるかにかかっている訳です。
そういうことから8日間(教えすぎて本人の研究心と工夫をする努力を阻害しないという意味もあります)あれば充分であるという短期制を設定し次の「技能修得の三原則」に集中し、その目的を達成することにしています。
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技能の三原則
(1) 原理をしっかり把握する
「温熱療法」の原理は、幾つもあるわけではありません。原理をしっかり把握することなしに、いたずらに時間をかけても時間の浪費になりかねません。あくまでも原理に沿って、その原理を把握するための技法を学ぶということが、最も重要なガキとなります。
(2) 技能のコツ(扇の要)を修得する
野球であれ水泳であれ、技能を早く修得するためには、その基本となるコツをマスターすることが決め手となります。そこをしっかり押さえてトレーニングすることによって、かなりの成果を期待することができます。
(3) 技法の特徴をつかむ
いかなる技法であれ、その技法にしかない特徴があります。つまり温熱療法であれば、他の技法にはない温熱療法ならではの特徴があります。その特徴をつかんで、そこに集中してトレーニングすることが上達の秘訣です。
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メンタルケアに重点をおく
温熱療法は、症状を治すという治療家のスタンスではなく、その人の自然治癒力を引き出して活性化して、「自然治癒力に委ねる」という施術家のスタンスが大切です。「メンタルケア」に重点をおいて、熱意と謙虚さをもって患者さんに正対し、集中できるか否かが、正否を決めます。
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人間性を磨く
技能、技巧を鍛えるだけでなく、そこにメンタルケアのできる人間性を日々学び、磨くことがより大切なキーワードとなります。「人間性とは、人に対する思いやりであり優しさ、人を尊敬するという謙虚さ」であります。
温熱療法は、以上に述べたメンタルケアと人間性にウエイトをおいた療法だといえます。これを磨き鍛え、人格をより高く、より深く、より広くするため、自分で自分を教育するという「感性教育」があるということも、「身心健康堂」の大きな特徴でもあります。
技能は、患者さんを通して回を重ねることによって、必然的にレベルアップを計ることができます。それ以上に大切なことは、人間性を向上させ高めていくことが、その療法の効果をより効果あらしめる事になることを忘れず、努力精進することです。
私たちは、人々の健康に携わる自分たち自身が、自らの身心の健康のモデルとなって、物心両面とも豊かで幸せになれることを目指したいと考えております。